大型除草機械の後部に簡易に取り付けることのできる、レーザスキャナを主とした計測システムです。
堤防の除草・集草作業と同時に、堤防法面の地盤形状を取得することができます。
※本技術は、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の研究開発助成で開発しました。
機材名 | CalSok(刈測) |
---|---|
重量 | 45kg |
搭載物 | レーザースキャナ(2台)、デジタルカメラ、GNSS/IMU、パトライトなど |
データ容量 | 約15GB/h |
計測速度 | 通常の除草・集草作業と同じ、約3㎞~5㎞/h |
測距精度 | ±0.7cm ※地点:1m~10m |
位置精度 | 水平:8cm、標高:15cm |
点群密度 | 10,000点/㎡ 以上 |
オルソ解像度 | 1mm |
・目視点検は徒歩で実施するため、多大な時間と労力が必要
・定量的な点検指標が無く、評価は点検者の熟練度に依存する
・経年的な堤防の変化などは、人間の目では気づきにくい
・植生の影響で詳細な堤防地形を計測するのが困難である
・CalSokは大型除草機械に、簡単に取り付けることができ、楽に操作ができます
・除草や集草作業の”ついで”に計測することで、効率的に堤防法面の地盤データを取得します
・レーザスキャナで、1㎡あたり10,000点以上の計測ができるため、精密な計測が可能です
・ARのアプリケーションにより、目視点検の効率化・高度化を支援します
・クラウド型の解析プラットフォームにより、取得データを速やかに解析することができます
・CalSokで計測することで、精密な点群データをご提供することができます
・精密な点群データを活用し、様々な図面をご提供することができます
・陰影図、陰陽図、繰り返し段彩図、傾斜図、堤防差分図、反射強度図などの図面をご提供します
・多面的に評価することで、堤防の状況を把握することができます
・点群データを活用することで、横断図や縦断図の作成も容易にできます
重要水防箇所の堤防高・堤防断面を確認します
・AR技術を活用した目視点検支援システムにより、目視点検を効率化・高度化します
目視点検者支援システム(ARシステム)
・計測した点群データをスマートフォンやタブレットのカメラ画像上に重畳することができます(高度化)
・過年度の変状箇所のデータを搭載することで、現地で変状を探す手間などを削減することができます(効率化)
平成26年度~ 平成28年度 |
■阿賀川(国土交通省「社会インフラへのモニタリング技術の活用推進に関する技術研究開発に係る公募」) ※SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)インフラ維持管理・更新・マネジメント技術分野の研究助成により研究開発 |
---|---|
平成28年度 | ■揖斐川(岐阜大学SIP地域実装チームとの取り組み) |
平成29年度 | ■揖斐川(岐阜大学SIP地域実装チームとの取り組み) ■円山川(豊岡河川国道事務所における先駆的導入) ■国土交通省国土技術政策総合研究所より業務受託 |
平成30年度 | ■揖斐川(岐阜大学SIP地域実装チームとの取り組み) ■円山川(豊岡河川国道事務所における先駆的導入) ■河川財団より円山川河川管理施設監理検討業務内での計測を受託 |