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【特許出願中】朝日航洋とAutomagi、3D点群データの自動仕分けAIを共同開発! 最大60% 工数削減

 朝日航洋株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:加藤  浩士、以下、朝日航洋)は、企業の様々な課題を解決するためのAI(人工知能)ソリューション「AMY(エイミー)」を開発・提供するAutomagi株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野呂 堅太郎、以下、Automagi)と共に、3D点群データの自動仕分けを行うAIモデル搭載のツールを開発しました。
 
■背景と課題

朝日航洋は、空間情報事業の社会インフラ点検分野において、ヘリコプターや計測車両を使用し、送電線などの電力設備を撮影・計測し解析を行っています。可視光のカメラだけではなくレーザ計測を行うことで、設備と植生の離隔や設置状況の異常の有無を立体的に確認しています。
取得した3D点群データはあらゆる対象物が点の集まりで表されており、どの点がどの対象物を示しているのかは、これまでは全て人が目視で確認し、手作業で仕分け(フィルタリング作業)をしていました。その量は年間約5,000km、約1,700人日もの作業工数が発生します。膨大な作業負荷に加えて、目視によるフィルタリング作業では、作業者による判定のバラつきが生じることが課題でした。
 
■ソリューション
朝日航洋とAutomagiは上記の課題に対して、以下の2つの目的に沿ったAIソリューションの構築を行ないました。
1)過去に分類を実施したデータが「ある」状況におけるクラス分類の省力化
2)過去に分類を実施したデータが「ない」状況におけるクラス分類の省力化

1)においては最適なアルゴリズムを活用し、2)においては深層学習(ディープラーニング)技術を活用。過去に点群フィルタリング作業を施したLASファイル(※)を教師データとして、約6万回の学習を行い、構築しました。
実証実験における最終精度検証の結果、1)2)ともに90%を超える実用的なツールが完成。このツールは、LASファイルを入力することで、自動的にフィルタリング処理がされた出力結果のLASファイルを画面で表示可能です。

(※)3次元座標データファイル

<左:フィルタリング前、右:フィルダリング後> <左:フィルタリング前、右:フィルダリング後>

■効果
運用開始時点で最大60%の工数削減を達成。人による作業で発生していた仕分け判断のバラつき低減にも繋がりました。
AIモデルは運用開始後も学習を重ねることで精度が上がるため、今後さらなる効果が期待できます。

■今後の展開
現在は朝日航洋内での実運用を通して本ソリューションの効果と利便性を高め、今後は電力インフラ維持管理などでの活用、業界における課題の解決や他分野での応用を目指します。朝日航洋は、空間情報分野におけるテクノロジー導入を今後も積極的に行い、社内の業務効率化を実現することで、より一層お客様の課題解決への貢献とサービス向上に繋げます。Automagiは今後もAIソリューション「AMY」の開発・提供を通じて企業課題・社会課題の解決とさらなる発展に貢献してまいります。


<朝日航洋へのお問い合わせ窓口>
朝日航洋株式会社 空間情報事業本部 社会インフラ事業部
環境エネルギー部 電力技術グループ
TEL:049-238-5122
メールでのお問い合わせ : https://www.aeroasahi.co.jp/contact/spatial/

<Automagiへのお問い合わせ窓口>
Automagi株式会社 営業部 樋口
TEL :03-5544-9744
E-mail :pr@automagi.jp
会社URL :https://www.automagi.jp/
製品ページ :https://www.amy-ai.com/insight

<Automagiについて>
Automagi株式会社は、通信キャリア向けの大規模ユーザシステムや、人工知能技術を活用した電力企業・通信インフラ企業・物流企業・製造企業などへのサービスの提供などを担当し実績としています。これら自社開発ノウハウを活かし、AI(人工知能)やDXのソリューションの開発・提供をしています。

<会社概要>
会社名 :Automagi 株式会社
設立 :2010年6月4日
本社 :〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目9-13 三会堂ビル6階
代表取締役社長 :野呂 健太郎
従業員数 :77名
事業内容 :
・人工知能/データ解析分野でのソリューション提供/システム開発
・通信キャリア/大企業向けの大規模/高信頼性システムの開発・運用
・企業の新規事業/サービスの開発支援コンサルティングサービス
・IoT/位置情報関連サービスのソリューション提供/システム開発

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