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ようこそ FOSS4Gへ

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QGIS のようなオープンソースの GIS ソフトウェアのことを「FOSS4G(フォスフォージー)」と呼んでいます。これはオープンソースのソフトウェアを表す「FOSS」と、地図や地球、GIS に関係する「G」を組み合わせた言葉で、Free Open Source Software for Geospatial の略語です。

QGIS 以外にも FOSS4G と呼ばれるソフトウェアはたくさんあり、例えば国土地理院が提供する WebGIS「地理院地図」や、最近話題になった「ひなたGIS」なども、様々な FOSS4G の技術を組み合わせて作られています。

こうした FOSS4G の開発・普及を支援しているのが 2006 年 2 月に設立された OSGeo 財団(The Open Source Geospatial Foundation)です。OSGeo 財団は QGIS、GRASS、Leaflet、OpenLayers、PostGIS、GeoServer、GDAL/OGR…などなど 20 以上ある FOSS4G の開発プロジェクトや、世界各地のコミュニティ同士を繋ぎ、FOSS4G の発展を様々な形でサポートしています。

日本でも同じ年の 12 月には OSGeo 財団日本支部(OSGeo.JP)が設立され、毎年各地で FOSS4G(こちらはイベントの名称です。紛らわしいですね。)が開催され、FOSS4G についての最新の技術紹介や、ハンズオン形式の講習会などを行われてきました。(2018 年には札幌、名古屋、岡山、東京で FOSS4G が開催されました。)

オープンソースのソフトウェアは多くの場合、無償のボランティアとそれを支えるコミュニティによって開発が続けられています。QGIS をはじめとする FOSS4G が今後ますます使いやすく便利になっていくために、開発者でなくともできることはたくさんあり、FOSS4G イベントに参加することはそのきっかけとなるかもしれません。そして FOSS4G はとても楽しく、刺激的なコミュニティです。

ぜひ OSGeo 財団の活動や、FOSS4G イベントに参加してみてはいかがでしょう。

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